『韓国と日本国 』(権五琦・ 若宮 啓文)

『韓国と日本国 』(権五琦・ 若宮 啓文)

中塚明の本で尊敬をこめて言及されているのが、元東亜日報社長、金泳三の副総理も務めた知日派、権五琦(クォノギ)である。朝日新聞の若宮が聞き出す形での対談。権は日本語も達者で、若宮より日本の歴史に詳しいとも。ユーモアもある人だ。

権は、嫌悪をもって韓国を愛するという。韓国の偏狭なナショナリズムを厳しく批判する。日本でも、ちょっと自国を批判すると売国奴呼ばわりされるが、同じだ。

日韓ワールドカップ開催の話題もある。朝日の社説がきっかけだったと若宮が自慢する。試合では絶妙なタイミングで日本が先に負けたことがよかったと、二人は投合する。このイベントが成功したあと、韓流ブームがおこった。このブームでは、「狐につままれた」ように感じた日本人がいただろうが、韓国ではこの表現、「騙された」という刺激的な意味になるという。

龍馬と金九との対比もされる。龍馬は、ブーツを履き、ピストルから法へと「修正」できるが、金はスタイルを変えられない。


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この記事へのコメント
これは良い本ですね。権さんと金九のことが書かれているのが、とても良いです。
ところが、若宮氏は新聞の団体でナベツネと懇意にしているとか。ネットでは朝日読売日経の連合国軍サイトも出来てますし・・(枢軸国かな?苦笑)。
Posted by ボブキャットボブキャット at 2010年02月17日 19:46
日韓共催をナベツネに誉められたんで、殺されたのかも・・
Posted by wine&dinewine&dine at 2010年02月17日 20:14
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