『習近平の権力闘争』(中澤克二)



本書が出て2年、習近平は自身の国家主席任期を無期限とする独裁への道を固めた。いかにしてそれは可能だったのか。

もちろん中国史に何度も登場するように、権力闘争に勝利したからだ。出自からいえば、習近平はサラブレッドではない。李克強のほうがプリンスだ。しかしいま李は、習近平に怯えている。

習は「反腐敗」というキャンペーンで政敵を葬った。周永康、徐才厚、令計画、薄熙来。そして、院政を司る江沢民派、胡錦濤派らの抵抗勢力も一掃した。

自らを毛沢東、鄧小平に次ぐ第3の歴史的人物とする意図が明白だ。中国をかつての漢王朝の栄華に導く野心も。





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